スプリング効果についての考察(Part1)
全米ゴルフ協会の公式サイト
注)日本は、全米ゴルフ協会の傘下ではありません。
英国R&Aからの正式なコメント
ゴルフクラブのスプリング効果テスト方法
USGAのテスト条件
ボールの重量m:45.4gr
ウイルソン社製ウルトラ・ボール・ランチャーの速度:48.768m/s
使用ボール:タイトリスト社製ピナクルゴールド
反発係数を求める計算式(定義)
Vin:ボールの発射速度(m/s)…一般的には、ボールは静止しているので、ヘッドスピードと考えればよい。
Vout:ボールの跳ね返り速度(m/s)
e:反発係数m:ボールの平均質量(g)
M:クラブヘッド質量(g)
Vout/Vin:速度比…この速度比(ミート率と称する場合もあり)がどのくらいの数値になるかは、考察その2をご覧下さい。
Vout/Vin=(eM-m)/(M+m)…第1式
(USGA OFFCIAL PAGEにも掲載あり)
Vout=M/(M+m)*(1+e)*Vin
Vout(e=0.83の時)=M/(M+m)*1.83*Vin…第2式
簡単な計算例1
ヘッドを軽くして、長さを1インチ伸ばしたらどうなるか?
- ドライバーを長尺にする場合、ヘッド重量を軽くしないと振りにくい。そこでヘッド質量を軽くした場合、どの程度ボール初速と飛距離に影響するか。
- 反発係数e=0.83, M=195g, m=45.4g, Vin(H/Sとする)=40m/sとすると
第2式からVout=195/(195+45.4)*1.83*40=59.38…(1)長さを変えずにヘッド質量を183gにした場合
Vout=183/(183+45.4)*1.83*40=58.65…(2)となり、Voutの減少率は、(59.38-58.65)/59.38*100=1.23%
仮にH/S40m/sでキャリー200ydとすると
ヘッド質量195gで200ydの場合、183gまで軽くすると、197.5ydとなる。ところが、ヘッド質量を軽くし、クラブを長くしてすると、H/S(ヘッドスピード)はアップしている。
ヘッド質量195gのときは、45インチだったが、183gのときは、46インチにしているとすると、
少なくてもH/Sは1m/s速くなる。第2式からVout=183/(183+45.4)*1.83*41=60.12
(1)より増えている。増加率は、(60.12-59.38)/60.12*100=1.23%ヘッド質量を195gから183gに軽くし、クラブを1インチ長くすると、
ヘッドスピードが1m/s上がれば、飛距離は、200ydから202.5ydとなる。
簡単な計算例2
反発係数がアップしたときの効果は?
- スプリング効果ありと判定されたモデルがある場合、反発係数がどの程度影響するか。
- 反発係数e=0.84(0.01オーバー)として、(1)の計算結果と比較すると
第2式からVout=195/(195+45.4)*1.84*40=59.70・・・・・・・(3)となり、Voutの増加率は、(59.70-59.38)/59.38*100=0.54%
仮にH/S40m/sでキャリー200ydとすると飛距離が200ydの場合、反発係数0.01大きくなると1.1ヤード増加する。
※各モデルのUSGAが測定したactial dataが公表されていないので、上記の0.01は推測である。
反発係数の増大による効果は、上記の結果のごとく、以外と少ないのだが、高反発モデルはもっと飛ぶという報告あり、それは、スプリング効果を効率よく得られるように、フェース厚(高さ)を大きくし重心高さが低くなり、結果スピン量を減少させることが、影響していると思われる。















