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接着不良

ヘッドの抜ける事故にご用心!

緊急連絡です!練習場でヘッドがシャフトから抜けて飛んでいってしまう事故が多くなっているというんです!

ヤードスティックでリシャフトしたお客様でヘッドが抜けかけてきて、再接着した例は、ここ10年で2件ほどありますが、2件ともボアースルーメタルで接着長さが極端に短い(20mm以下)モデルのみです。2液アクリル系の接着剤を使うようになってからは、全く起きていません。

でも聞いた情報では、2液アクリル系の接着剤でも抜けていると言うんです!?おかしい!そんなはずはない。最近オープンしたショップで情報をきいて、唖然としました。それに関する報告です。事故が起きては遅すぎます。ユーザー様も自分のクラブには、注意を払い、ショップさんにおたずねされる事をお奨めします。

抜ける事故の原因はどこにあるか?

ショップの作業者が正しい接着方法を学んでいない。最近は、ゴルフ業界で正しい知識を学ばれた経験をお持ちでなく、趣味から、脱サラからショップを始める方もおられます。いい加減な判断で作業をしてしまっていて、勿論、お客様は当然そんなことはご存じない訳です。
新しく接着するシャフトの先端の外径がヘッド側の孔径と異なる場合に、正しくスペーサーで隙間をつめる必要があります。接着剤の膜厚は、0.05mm前後が基本です。接着剤のみを多量に充填して膜厚が厚くなっている場合は、接着後の強度が落ちます。
最近のモデルのシャフト先端外径の種類を下記に示します。φ9.0は、0.35Tipと言われるものです。超大型チタンドライバーは、こちらの方が多くなってきました。

model Tip dia
0.335Tipと言われる一般的なもの φ8.5(mm)
DUNLOP XXIO φ8.9(mm)
Callaway ERCⅡ φ8.9(mm)
KASCO POWER TORNADO φ9.0(mm)
Macgregor MACTEC NAV2 φ8.75(mm)
DUNLOP SRIXON W-201 φ9.0(mm)
TalorMade XR-03 φ9.0(mm)
BIG BERTHA C-4 φ9.4(mm)
TalorMade 200 STEEL φ9.0(mm)
ORLIMAR TRIMETAL hipTi φ9.7(mm)
TOUR STAGE RV-10 330 φ9.0

スペーサー
右:8.5→9.0用スペーサ
左:8.5→9.5用スペーサ

接着剤の選定にミス。2液性エポキシ樹脂系接着剤の5~10分の速硬化型は、硬化後の硬度が硬すぎて耐衝撃性の低いものがあります。早く打ちたいというお客様の要望や納品を急ぐがために、つい使っているショップも結構あるようです。瞬間接着剤を使っているという噂の店も過去にはありました。勿論論外ですが。

抜ける事故の責任はどこにあるか?

作業の方法や、接着剤の選定にミスがあった場合、責任はリシャフト作業を担当したショップにあるでしょう。ただし、接着面積が少なすぎて、十分な強度が得られないようなヘッドを設計している場合、メーカーにも責任はあるかもしれません。リシャフトしていないのに抜けてくる商品もたまにありますから。ユーザーさん自身が作業をされた場合、ご自分の責任になりますので注意をしてください。

ユーザー様の方で気をつける方法は?

使っていてヘッドとセルに隙間が開いてきたり、急に音が変になったりしたときは、要注意です。ショップに作業を依頼される場合、特に行き着けでない新しいショップ、安さが理由で通販などでリシャフトされる場合、下記の内容は、確認をされた方がいいんではないんでしょうか。

  1. 接着剤は、何を使っていますか?
  2. 接着長さは、十分ありますか?ネックの中に鉛をいれて短くなっていませんか?長さを短くセッティングしてもらい克バランスを元と同じとか指定すると、ネックの中に多量の鉛を入れてしまう場合が危険です。
  3. リシャフトしてもらうシャフトの外径が、オリジナルと異なる場合、スペーサーを使っていますか?

などです。
あまり作業をお客様には見せないのが、普通ですが、自信をもって説明してくれるお店の方が信頼でき安心かもしれません。

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